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「あれ?」
「何?」
 
 
ふんばりショッピングタウン。
 
初めて顔を合わせたのに、そんな気がしない。
 
引き寄せられるまま、お茶をする。
 
 
 
 
 
 
「・・・おごるよ。」
「悪いわね。じゃ、烏龍茶。」
「うん。」
 
 
見た目だけではわからない”何か”。
それに引き寄せられるように、2人並んだ。
 
 
 
「どこに住んでるの?」
「私はこのへん。貴女は?」
「あたしはふんばりボウルの近く。」
「そうなんだ。」
 
 
ゴクゴクと飲み干す彼女。
よっぽどのどが渇いていたのか、もう1杯欲しそうな気がした。
 
「また烏龍茶でいい?」
「アンタ、なんでそんなに奢ってくれるわけ?」
「ん?ここのドリンクはタダ券持ってるから。」
「・・・あっそ。じゃ、よろしく。」
「うん。」
 
 
 
 
まだ名前も聞いてない。
なのに自然。
とくに話が続かなくても平気。
 
 
 
 
 
「はい。」
「・・・ところで、アンタ、名前は?」
「私?。貴女は?」
「恐山アンナ。」
「アンナちゃんかぁー。よろしくね。」
「・・・あたしが怖くないの?」
「なんで?」
「同じ能力、もってんでしょ。」
「べつに。私もいつも一緒にいる人、いるからねぇ。」
「・・・ああ、うしろのヘッポコな精霊?」
!こいつ失礼だぞ!おい、謝れ!』
「うるさい、このヘッポコ精霊。」
「まぁまぁ、〜。」
 
 
 
嬉しかった。
同等の対等者。
私には、いなかった。
足りなかった。
 
 
 
 
 
「そろそろかえんなくちゃ。」
「そっか。じゃ、またね。」
「・・・。」
「なに?」
「アンタ、行くとこないんだったら・・・ついてきてもいいわよ。」
「・・・ああ、アンナちゃんち、元民宿の”炎”か〜。」
「見えるのね。」
「見えるのよ。」
 
 
 
 
紛れもない”霊視”の能力。
ああ、も傷つき、全てを憎んできた者・・・・・。
 
 
 
 
 
「歓迎するわよ。」
「じゃ、そうしよっか。ね、。」
が”しあわせになれる場所”ならどこでも良いぞ。』
「ありがと、。」
「・・・よくそんな恥ずかしいこと言えるわね。」
『なんだと?』
「こ、コラコラ、むやみに風を起こさない!」
「扇風機みたいな風ね。」
〜!こいつ、許せねぇ〜〜〜!!』
「アハハ。優しいって事よ、。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
耳を澄ませば聞こえてくる。
 
人は憎しみ、殺し合う生き物。
 
願わくば音のない世界へと行きたい。
 
 
昨日までの想いは今日にはなく、
私は手を引かれて歩いていた。
 
 
 
世界に”独り”ではなかった。
 
もう”独り”で泣かなくてもいいのね。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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時間も、想いも。
 
 
 
 
 
 
 
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初めての、友人。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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