DIVE TO BLUE
 
 
 
 
 
 
 
 
今も今も覚えている
幼い頃に見た朝焼けを
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
自分の生きる道など、オレにはないと思っていたときがある。
 
 
あの時まで。
 
 
 
 
 
 
 
 
世の中の矛盾をこの目で見たときから、
血塗られた道を選ぶほかなかった。
 
 
 
向かっていってもうち砕けない。
歯向かえば殺られる。
 
 
 
 
 
なのに、
この翼は消えない。
目覚めてしまった本当の”想い”。
 
 
 
 
 
 
麻倉葉と出逢って初めて知った。
 
”弱かったのは、自分。”
 
”道家に束縛されていたのは、弱い自分。”
 
 
 
 
 
そして誰かが囁いた。
 
「さびた鎖に最初から繋がれてなんて、なかったんだよ。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
人の心は暖かい。
弱いオレは、
過去や道家というさびた鎖につながれていた。
・・・いや、繋いだのだ。
自ら・・・。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「見慣れた未来を壊してきたの?」
「・・・貴様か、オレの耳元で囁いたのは。」
 
 
の存在に安心感を得て、オレは少し笑った。
 
 
「なかったんだ、貴様の言うとおり・・・さびた鎖など・・・。」
「蓮には蓮の未来があるんだから、
今まで見てきた道家の未来は、蓮の未来じゃないよ。」
「フン・・・知ったことを。」
 
 
 
 
 
引き寄せて、を感じた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
幼い頃に見た朝焼けは、
今も変わらずオレの目に映っている。
 
優しい光に感じるのは、
隣で微笑んでいるのせいなのか。
 
 
 
 
この景色を詰め込んで、
とともに・・・新しい世界を探す。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そう。
 
 
定められた運命を
切り裂いて空へと抜け出そう。