朝の日差し
 
 
 
 
外は透き通った銀世界・・・
 
 
そんなある日、まだ朝も早い時間に突然カミュはの部屋へとやってきた
 
「おはよう、
「あ!!カミュvvおはよ☆」
 
まさか朝からカミュに会えるとは思ってもみなかった
 
今日の夜は、アテナがお見えになるので晩餐会が催される事になっている
その時に、もしかしたら迎えに来てくれるかな・・・??などと思ってはいたのだが、
何かと忙しいだろうカミュが、用もないのにわざわざ自分に会いに来てくれるなんて・・・!!
 
「少し散歩でもしないか・・・??中央広場の雪景色もたまにはいいと思うんだが・・・」
 
もちろん断るはずなんてない
 
「うんっ!!喜んでvv」
 
は頬を染めて外出した
 
 
「今日は寒いな・・・大丈夫か、??」
「うんvv」
「そうか??寒かったらもっと傍に来ていいぞ??遠慮するな・・・」
「もっ・・・もうカミュったら・・・vv」
 
いつもと同じ軽い言葉-----
2人きりの時は、いつも言ってくれる言葉-----
 
もういい加減なれてもよさそうなのに、
それでもカミュに笑いかけられてそんなことを言われると、はやはり赤くなってしまう
 
それは、本当は、そうしたくてもしたことがないからだろうか・・・??
もし腕をからめて歩いたりしたらどんな気分なんだろう・・・??
 
いつもと同じように笑ってやりすごそうとしたは、ふとそんなことを考えて、思わずジッとカミュを見つめてしまった
 
「どうした??やはり寒いのか??」
 
ふっと笑われてはさらに赤くなった
こんなこと想像してたなんてカミュが知ったらきっと笑われる
 
・・・もっと大人だったらな・・・
・・・もっと私が大人だったら、さりげなく腕を絡ませて、寄り添って・・・
 
??」
「なっなんでもないっ!!カミュは誰にでもそんなこと言ってるんでしょ??
 もぅ、知らないっ!!きゃっ・・・きゃぁ!!」
 
慌ててカミュから離れようとしたは、雪に足を滑らせて思いっきり転んでしまった
 
 
惨めな気分・・・
すっごいバカみたい・・・
一人で変なこと考えて・・・挙げ句の果てにすっ転ぶなんて・・・!!
 
、大丈夫か??」
 
カミュの手を取って立ち上がりながら、は泣きたくなってきた
 
私っていっつも子供みたい・・・
格好悪過ぎ・・・
きっとカミュだって呆れてる
 
「どうしたんだ??どこか打ったのか??」
「大丈夫・・・ただ・・・」
「ただ・・・なんだい??」
「ちょっと恥ずかしいだけ・・・」
 
は俯いたままコートに付いた雪を払い落とした
恥ずかしくて顔を上げられない
 
はそそっかしいな」
「・・・」
 
十分に分かってるのに、そんなことを言われて、はますます俯いてしまった
 
「じゃぁ、もう転ばないように・・・こうするかな??」
「えっ??」
 
考える間もなく腕を取られて引き寄せられた
広い腕の中に抱きしめられる
 
「か・・・カミュ・・・これじゃ歩けないよ・・・」
 
見上げるとカミュの蒼の瞳が優しく笑っていた
ぼぅっ・・・となりながらは甘い痺れが身体に広がっていくのを感じていた
 
「そうだな・・・」
 
をしっかりと抱きしめたままカミュはの髪に指を絡ませて持ち上げた
そしてそのままそっと口づける
の瞳を見つめたまま・・・
 
ドキドキドキ・・・ドキドキドキ・・・・
 
心臓の音だけが響いているみたいに聞こえる
何にも考えられない
何にも聞こえない
 
 
 
 
頬をそっと撫でる指もわからない
瞳にうつるのはカミュだけ・・・
何にも見えない・・・
 
は歩きたいかい??」
「え??」
「では、お姫さま・・・腕でも組んで歩きますか??」
 
急にふざけた様子に戻ったカミュには戸惑わずにいられなかった
今、キスされるのかと思ったのは・・・気のせいだった??
 
「これじゃ歩けなくて困るだろ??それともこのままの方がいいかな・・・??」
「そ、そんなことない・・・」
「ではお姫さまがまた転んだりしないうちに帰るとしようか・・・」
 
さっきのって私一人の勘違い・・・??
まだ胸がドキドキしてる・・・
この状況で腕なんて組んだら、心臓壊れちゃうよ・・・////
 
・・・??」
 
どうしてカミュはそんなに冷静なの・・・??
さっきみたいなことはカミュに とっては何でもないことなの・・・??
なんだか・・・悔しい・・・!!
 
「行かないのか??腕を組むのは嫌か??」
 
今日だって、公園なんかに急に誘って、何するわけでもなくてぶらぶら歩いて・・・
カミュの考えてることってよくわからない・・・
 
・・・??」
 
私がどんなにドキドキしたか分かってるの??
 
「どうした??怒ったのか??」
 
怒ってますよ!!怒ってますともっ!!!
・・・仕返ししたい・・・仕返し・・・仕返し・・・
 
・・・??」
「そんなことないよ!!行こっ!!遅くなっちゃうよ」
「あ・・・あぁ・・・そうだな」
 
・・・どうやら機嫌を損ねたか??
どんな気持ちで途中で止めたかなんてにはわからないんだろうな・・・
 
自分の前をずんずんと歩いていく後ろ姿をみながらカミュは苦笑した
 
!!そんなに急いで歩いたらまた転ぶぞ」
「じゃぁ、手つなご??」
 
自ら差し出した手をカミュが掴んだ途端、は思いきり手を引っぱった
 
「うわっ!!」
 
思惑通りカミュがすっ転ぶ
 
「くすくす・・・カミュもそそっかしいんだね!!」
・・・」
 
満面の笑みを浮かべては笑っていた
光が反射してキラキラしている
 
カミュは額に落ちた髪を掻き上げて溜め息をついた
 
「なぁにカミュ??ほらっ、さっさとしないと置いていくよ〜♪」
 
にっこりと笑って踵を返したは、素早い動きで腕を伸ばしたカミュに背後から抱き寄せられた
 
「わっ!!・・・カミュ??」
「悪い子ちゃんにはお仕置きが必要だな・・・」
 
耳元に息がかかる
また身体が甘い感覚で痺れていく
 
「カミュ・・・や・・・・」
は嘘つきだな・・・」
 
髪を肩にながして白い項を露わにするとカミュは強くキスをした
 
「んっ・・・」
 
軽い痛みが何故か心地よい
腰に回された腕も不思議な気持ちをわき上がらせる
 
「カミュ・・・」
 
くるりと向きを変えられて抱きしめられたときには、
は甘い吐息をもらして、ぐったりとカミュの胸にもたれかかっていた
 
・・・せっかく私がおさえているものを挑発したりしちゃダメだろ??」
「だって・・・カミュが私のことからかうから・・・」
 
潤んだ瞳でぼぅっとなっているを見ていると、気持ちが抑えられなくなっていく・・・
 
「ああでもしないと誘惑に負けてしまうからだよ・・・もう、負けたけどな・・・」
「カミュ・・・??」
「痕が付いてるな・・・」
「えっ??」
「今日は晩餐会だな・・・どうしようか、??」
 
ゆったりと妙に落ち着いた様子でカミュはの首についた痕をそっとなぞった
 
「ど・・・どうしようって??」
「誰かに見られちゃうかもしれないな・・・」
「そんな、そんなの困るっ・・・」
 
みるみる青くなるとは対照的に、カミュは嬉しそうな様子を崩さない
 
「どうしてだ??」
「だって・・・カミュが困るでしょ??」
「私としてはみんなに見せたいな・・・私がに付けたんだってね!!」
「もう、何言ってるのっ!!」
「私がにつけた愛の印だ・・・ってね」
「カミュ・・・??」
・・・こんな風に言うつもりじゃなかったんだが・・・私と結婚してくれないか??
 さえ嫌でなければ今夜にでも・・・アテナに正式にお伝えしたい・・・」
「カミュ・・・」
「返事を聞かせてくれないか・・・??」
 
 
「カミュ・・・私・・・私・・・カミュとずっと一緒にいたい・・・!!
 腕をくんだりして・・・もっとデートしたい!!」
・・・それは結婚は嫌ってことかい??」
 
の様子を見れば、そんなことでないことは一目瞭然だった
 
「もぅっ・・・違うよっ!!
 分かってるくせに意地悪なんだから・・・
 これからは堂々とそんなふうにして過ごせるんだね、ってコト!!
 ・・・だから、私・・・」
「だから??私と結婚するかい、??」
「うんっ!!」
「いい返事だ・・・愛してるよ、・・・!!」
「あっ・・・」
 
滑らかな髪に指を絡ませてカミュはを抱き寄せた
 
静寂の中で二人は誓いのキスを交わした
 
 
特別な日・・・
それは二人にとって特別な新しい1年の始まりでもあった・・・
 
 
それを祝福するかのように
今日もいい日差しが、2人に降り注ぐ・・・














































































★☆★☆★☆★☆★☆
と、ある企画で、桜桃さんから頂きました!
カミュにプロポーズされてしまったら、
私はもう、カミュしか見えないでしょう(本気)
嗚呼もう、カミュ〜!私をもらっていってvv←危険

桜桃さん、本当にありがとうございます!!
あ、鼻血が・・・(実話)