「シオン様に会いに行こうとしたんですが、いきなり雨が降ってきて、びしょびしょです。」
デスマスクやミロが「恋人にしたい」と言い出すのも、当たり前だ。
シュラ様が、私のことを敬遠しているのは感じている。
その隠された優しさに一人微笑むを無視して、シュラは窓枠に腰掛、外の世界に心を奪われていた。
「そんなに、ご自分のなさった事が許せないのですか?」
それ以上言うなとでもいいたげなシュラの目が、を捕らえた。
デスマスクやアフロディーテに、嫌というほど言われた続けた言葉。
「・・・・・説明したところで、お前に分かるというのか?
そのアイオロスを殺してしまった俺の気持ちが、お前に分かるというのか?」
「シュラ様。シュラ様は、私を見ると嫌な気分になりませんか?」
「私は、シュラ様を見ていると少し嫌な気分になります。」
「封印が解けて、体をのっとられて、アテナに反逆を企てたんです。
「ええ。でも、私は誰が許しても、自分で自分が許せない。」
それは、先程が自分に言ったことと同じ言葉だったから。
は、シュラが左側に腰掛けているので、窓枠の右側に腰掛けた。
そして、シュラの手と自分の手を合わせ、向かい合った。
「そうです。その苦しみが、いかに不毛なことか分かってしまうから。」
「シュラ様には謝る相手がいらっしゃるではありませんか。」
「映すものが代われば、鏡に映るものも代わると思うんです。」
「・・・・・・13年前のことを謝りたくて。・・・・・・すまなかった。」
「実は、昔お前がもらったバレンタインのチョコを盗み食いしたのは俺だ。
「何ーー!?あれはアイオロスだったのか?かなり楽しみだったんだぞ。」
階段を上る途中で、シオンに会った帰りであろうにあった。
「・・・・・・映すものが代われば、鏡に映るものも代わると言ったな。」