「微笑むだけでOK・・・。」
ミロが数日前に置いていった曲。
言われたとおりに再生してみる。
曲の善し悪しなどはよく解らないが・・・
歌詞は私向きではないな。
ただ、勉強になることを歌っている。
歌詞が書かれているものを見る。
孤独の中に強さを秘める・・・。
なかなか共感はできる。
「カミュ〜、いる?」
「か。どうした?」
元気に入ってくる愛しい人。
まだ想いは伝わっていないのだが。
「あれ?何聴いてるの?」
「・・・私は知らん。ミロが持ってきたのだ。」
「へ〜え。」
くっつくぐらいに傍により、
歌詞の書かれた紙をのぞき込む。
その状態は、苦しさを感じるくらい私の心臓を動かす。
「ねぇねぇカミュ。」
「な、なんだ?」
は私の目の前でニッコリと微笑んだ。
それに見とれる。
「ヘヘへ・・・微笑むのって、結構難しいね。」
そう言って立ち上がった。
私はまだ動けぬまま。
「あ、そうだ。これよろしくね。」
「・・・なんの書類だ?」
「前にミロと組んだときの報告書、ミスがあったから。」
「・・・・・。」
「ね?」
手を握って上目遣いで微笑まれては・・・
嫌とは言えまい。
「わかった。すぐ直そう。」
「お休みのところ、ごめんね。」
そしてふと思い出す歌詞。
”手を伸ばせば すぐに伝わるよ”
に握られた手をぐっと自分の方へと引き寄せて、
しっかりと抱きしめた。
「休日手当、が保証して欲しい。」
顔を赤らめて、コクンと頷いた。
そして私は微笑んだ。
感じること全て 空は見ている
手を伸ばせばすぐに 伝わるよ